投資家になるために必要な3つのこと

人生100年時代と言われる中、不景気が続き将来が不安、買いたいものが買えないという不満から投資を始めてみようかと考えている人も多いのではないでしょうか?

しかしここで金融機関でプロの投資家の経験のある私から一言
投資家にならずに巨額の投資をしてはいけません。

投資をしている人のことを投資家と呼ぶのではありません。投資家には資格こそ存在しませんが、優れた投資家には共通した資質が存在します。

この記事では投資初心者から中級者までが優れた投資家になるための手助けをしたいと思います。

1.投資の哲学

投資に哲学が必要な理由
・投資行動が一時の感情に左右されず一貫性を持つ
・哲学のない多くの初心者は同じような考えを持つためカモられる
・投資人生を豊かにしてくれる

投資家にとって哲学は子供にとっての親と同じ意味合いを持ちます。

子供は親がいなければ必ず過ちを犯します。そして子供であれば大体同じような失敗をしてしまいます。

子供の過ちを目ざとく狙っていじわるしてくる人は実生活では多くはありませんが、投資の世界では、弱者をカモるのは当たり前です。

同じ過ちを繰り返す哲学のない初心者から、プロの投資家や優秀な個人トレーダーが搾取するということが毎日行われています。

投資の世界であなたを守ってくれるのは親ではなく、投資の哲学です。

あなたの知っている有名なトレーダーは、ツイッターで多くのフォロワーを有して投資について語っていませんか?

それがそのトレーダーの哲学なのではないでしょうか。

私が知っている優秀なトレーダーは例外なく特有の哲学を持っています。
哲学はその人のトレード、投資の仕方に大きな影響を及ぼします。

例を挙げると

投資は人の思いを繋ぐリレーのようなもの。真に必要とされているところにお金を投資すれば利益は自ずとついてる

という考え方でトレードを行っている人を知っています。この人は勉強熱心で長い投資経験のある人で、実際のトレードスタイルはチャート分析による逆張りでした。

需給構造の変化を目ざとく見つけて、その需給ギャップを埋める投資行動がこの人の言う人の思いを繋ぐリレーということのようです。

強い考えを持つことで投資手法に独特の一貫性が現れます。これが大事なことです。

もう一つ例を挙げると

個人の考えるフェアーバリュー(適正価格)に意味などないのだから、流れを見つけたら過去の自分の考えを潔く捨てて流れに乗るか乗らないかを考えなければならない

この人は完全に順張りのスタイルでした。流れに乗るスタイルのため一度作ったポジションを損切ることも多く、トレンドが大きく転換する局面でなければ損失を膨らませることもありましたが、大きな流れがきたときに出す利益で中長期的に勝つことを目指したスタイルです。

ここで疑問どんな投資の哲学を持てば勝てるの?

先ほど紹介した2つの考え方は全く異なりますよね。どちらが正しいのでしょうか?
結論から言えば、どちらも正しいのです。

実際にとる投資行動はそれぞれ違いますが、長期的に見れば二人の勝率と考えなしの初心者では勝率が変わってくるはずです。ちゃんと論理的な理由があります。

Point

哲学のない多くの初心者は同じような考えを持つためカモられる

からです。少し説明を加えればすぐに理解できると思います。

明確な考えのない人間というのは、どこの世界でもそうですが似たよなマインドを持ってしまいます。

例えば

「せっかく買ったんだから、利益がでるまで持ち続ける!」

損切りできずロスカットを食らったりとか、

「流行っているから上がるはずだ!」

一つの情報に固執してしまったりとか。

同じような考えを持つ傾向があるのです。

言うまでもなく、マーケットには機関投資家のようないわゆるプロと、一般投資家と呼ばれる個人が同じ戦場で戦っています。

もしあなたがプロなら、同じような考えで同じような投資行動をする人たちが相手だとしたら、それをカモるような投資行動をするんじゃないでしょうか・・?

実際にマーケットではそういうことが度々起こります。
これは実際に金融機関でトレーダーをした経験からはっきりそうだと言えます。

ここで疑問

他人と違う考えを持っていれば何でもいいの?

答えは否です。

冒頭で投資家と哲学を子と親の関係に例えましたが、親は何に基づいて子を導くのでしょうか?

経験とセンスだと思います。

経験は言うまでもないでしょうが、センスというのは親が子に何を教えたいか、何を教えるのが得意なのかという意味合いです。

哲学も同じであなたが投資経験(最初は経験を積むため少額で運用しましょう。)を積み、いろんな本を読み考えることであなたのスタイルが生まれると思います。

それがあなたの哲学になり利益につながります。

難しいですが、これから何十年と続く人生で投資は間違いなく必要です。
あなたの人生をより豊かにし安心を与えてくれるはずです。

しかしそのためには繰り返しますが明確な一貫した考え、哲学を備える必要があります。この哲学自体があなたの人生を豊かにするのだといっても過言ではないとさえ考えています。

マーケットで勝てるような哲学を手にするのは一朝一夕ではいかないでしょう。近道があるとすれば投資の道で成功した人物の書いた書物だったり、いろんなトレーダーの考えを取り入れてみることだと思います。

Point

投資の哲学はあなたの人生も懐も豊かにしてくれる!
が、手に入れるには読書をし経験を積む必要がある!

すぐれた投資家になるためには、哲学が必要だということ分かっていただけたでしょうか?勉強の一助とすべく昔読んだおすすめの書籍をいくつか紹介しておきます。(追加予定)

・賢明なる投資家-割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法(ベンジャミン-グレアム)

著者のベンジャミングレアムは、ウォーレンバフェットの育ての親として有名な投資家です。バリュー投資の父、ウォールストリートの賢人などとも呼ばれ、長期株式投資、いわゆるファンダメンタル分析の分野の基礎を築いた人です。賢人と呼ばれるだけあって、読んでいて普通の精神を超越した人のように感じました。投資を始める初心者向けのバイブル的なイメージがあります。

・Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法(ロルフ・ドベリ)

心理学、行動経済学、投資家の思考をまとめてあってめちゃくちゃ読みやすいです。それぞれの分野に深入りすることなく一番重要な部分を食いつまんでいる感じで、様々なタイプの思考に触れることができるので自分に合った考え方が何か発見できるのではないでしょうか。

体系的な知識

無人島で生き残るには火を起こす、採集などサバイバルの知識が必要であることと全く同じように、マーケットで生き残るにはそれ相応の知識が必要です。

相手が同じ人間、もしくは高度なロボット(AI)である分より洗練され正確で体系だった知識が必要です。知識が必要だとわかっていても感覚でトレードする人が後を絶たないので、その人たちをカモるつもりで勉強しましょう。本を読んだ分だけ勝率は間違いなくあがります。

例えばFXでドル円益を取引したいとします。以下の質問に答えられるでしょうか?

・FEDの政策金利はいくつ?
・日本の10年国債の利回りは大体何%?
・日本には輸出企業と輸入企業どっちが多い?

株式投資をしたいのか、為替に投資をしたいのか、コモデティ、仮想通貨をやりたいのか、それぞれ興味は違うと思います。プロのトレーダーも一般的には専門があり、私の場合はFXオプションをやってました。しかし、トレーダーをやっていたときは全市場を見ていましたし、世の中が株に注目しているのか金利に注目しているのか、為替か、主役は1ヵ月くらいの単位で目まぐるしく移り変わります。ですから、深く専門的な知識を身に着ける必要こそありませんが基礎は知っておくべきです。そんなこと知らなくてもチャートだけでトレードするからそんなものは必要ない!と言う方もいるかもしれません。
知らなくてもトレード自体は可能ですが、上記の質問は為替を取引するならとても基本的なことですしドル円の価格決定に大きく関わってくるので知らないだけで不利を背負っていると思った方がいいと思います。以下の質問には答えられるでしょうか?

・ボラティリティとは?
・スマイルカーブとは?

いずれもオプションと呼ばれる取引に関係する言葉ですが、中々見かけないワードだと思います。FXオプションは為替相場に相応の影響を与えていますが、詳しい人はほとんどいません。知っている人と知らない人ではドル円の相場の見え方が大きく変わります。これは哲学の世界とは違いはっきり正しい、正しくないの世界です。当然知っている人の見る世界が正しい世界ですから利益を出すチャンスを増やすことができますので概要だけでも理解しておきましょう。
哲学はあなたに厳格な思想を教えてくれますが、知識はあなたに相場への正しい取組み方を教えてくれるのです。

目的を達成する手段

ここまで読んでいただけたら、優れた投資家になるには相当の知識とそれなりの時間がかかることが分かったのではないでしょうか?誰でも簡単に今すぐ儲けられるものではないのですが、カモになるような人間はすぐに騙されてしまいます。